超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
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2022.6.7

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (45) 
吉野材の材質と諸性質⑥

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

吉野杉丸太の辺材率は調査によると直径9㎝から75㎝までのもので、小径材では最大81.2%が辺材で占められており、径級が大きくなるにつれて曲線的に少なくなり、直径30㎝くらいまでは急減し33㎝辺りで41.7%、直径75㎝で辺材率は32.8%と小さくなっている。

これが飫肥杉では直径7.5㎝から30㎝までの径級で、辺材率は最大39.2%~最大98.6%を示している。両者における辺材率の相違は、両林業地の造林法の違いに原因があるとしている。

 

撮影:辻本 勝彦

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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「密植」により肥大成長を抑制することに影響を受けていることもそうなのでしょうが、吉野の原木市場は大径木が中心のため、白太の多いものを見る機会は少ないです。

耐久性や虫害のことを考えれば、心材が良いことは間違いないのですが、内装デザインの観点では白太もバランスよく取り入れたいところです。そういったニーズに応えるためにも、若齢級の利用間伐も容易にする道づくりはやはり大切になってきます。


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