超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
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2023.10.22

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (87) 
植栽本数②

―明治時代における育林技術-
 
植栽方法として本数にかかわらず古くから杉・桧混植が行われていたが、その割合は地味の良否によって次のような割合基準となっていた。
 
       杉    桧
最上等地  90%  10%
上等地   70%  30%
中等地   50%  50%
下等地   30%  70%
最下等地  10%  90%
 
今なお混植の方法は継続されているが、桧材価の高騰、地力減退等の影響で次第に桧の割合が増加する傾向にある。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

吉野林業全書には「下等の桧の適地でも杉を混植すればその利は大きい。桧の苗木の価格は杉より高い上に、植付け後25年位は間伐材として利用できない。つまり、杉を混植すれば植付け時の苗木の価格も下げることができて、早い時期では杉を間伐して桧を残すことで杉の間伐収益があり、その上、杉の枝葉が腐って肥料となり桧の生育を助けるのである。5回、6回と間伐を重ねれば杉を伐り尽くして良材の桧が残る。」と記述されています。
 
単純な土壌適正を考慮したものではなく、収益性にしっかりと重点を置いた、まさに人の手によって生み出された吉野林業です。

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