超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2023.10.24

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (88) 
下刈り・ひも打ち修理

―明治時代における育林技術-
 
明治時代における下刈りの傾向としては、植付け後3年間は毎年2回行い、以降4年間は毎年1回として、刈払い物は林地に堆積させる方法がとられていた。
 
また植付け後八年目と九年目につる切りを行う。
 
そして、十年目にはひも打ち修理が行われる。このひも打ち修理は杉・桧とも同様に行うが、それ以降は杉の場合は自然に落下するので桧のみを行うこととなる。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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製材機で原木丸太を半割にした際に、枝打ちの痕跡もきっちり現れます。芯のあたりでぴしゃっと節が止まって美しい目合いが見られたときは、「ありがとうございます!」と、静かに心で感謝します。
 
と…「吉野林業全書」に学ぶでも述べたのですが、先人に頼るだけではなく、未来の人々がこういった感想を持ってくれる吉野林業を目指さなくてはなりません。
 
吉野林業全書に学ぶ (36)/杉・桧山林手入れの方法

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