超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2022.5.9

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (39) 
吉野林業と優良材の形成⑫

-林業制度と優良材の形成-

一般的に木材は、施業体系、とりわけ植栽密度、下刈り、つる切り、枝打ち、除伐、間伐等その集約度合いや取り組み方によって、生産される木材の材質が相違し、結果として最終商品である木材の販売価格に反映され、単位面積当たりの収益に影響を及ぼすこととなる。

吉野地方における山守制度においても、山守の報酬は実際の木材販売高が直接影響するような仕組みになっているため、借地林業制度がほとんど解消した現在においても、山守制度は吉野材の育成において依然として重要な役割を果たしており、村外所有者の山林管理を行う上では不可欠なものである。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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この記述も著書の昭和57年頃の内容であり、40年が経過した現在、制度自体は存続するものの、様々な問題を抱え非常に厳しい現状に直面しています。

ただ、長い長い時間で培われた山主さんと山守さんの信頼関係であったり、それぞれの吉野林業を守っていこうという意地とプライドが、令和の時代に至っても吉野林業のカタチを維持しているように思います。


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