超現代語訳
川上村の吉野林業を学ぶ
これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。
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2022.3.5
■「吉野林業と優良材」に学ぶ (29)
吉野林業と優良材の形成②
-自然的条件と材質形成-
木材の色合いと光沢についても地質土壌との関連があると言える。
特に吉野杉の心材は樽丸生産最盛期より色合いが良いとされてきた。これは地質、土壌との関連性が大きいとされ、川上村産の杉は他地区のものに比べて材の色調が優れ、樹脂分の含有量が多いと言われている。
また東吉野村四郷地区辺りで生産される良質な桧材も、同地区の森林土壌と何らかの関わりがあると見られている。
参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」
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得も言われぬ淡紅色の吉野杉に出会った時は、時間を忘れて見入ってしまいます。
ただ地力によって素材そのものが美しさを得ていたとしても、葉枯らし乾燥の期間や、その後の扱い方によっても、製品の良し悪しは変わってきます。その繊細さにとても苦労させられますが、心が動く理由はそこにあります。