超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2021.4.11

■「吉野林業全書」に学ぶ (107) 
宮滝の筏流し②

宮滝は吉野川第一の景勝地で岩飛びの奇石がある。そこでは水練に堪能な者が高い岩頭から水中に飛び込み、流れに沿って下流に出る技を演じるのであるが、今でもこの景勝地を訪れる近隣の人々は勿論、旅人たちも水練者に投げ銭をしてその妙技を鑑賞している。
(※大変危険な為、現在は飛び込みは禁止されています!)

代々の帝もここに行幸遊ばせられたという。

昔からこの川幅の狭い所に橋を架け柴橋と言った。(人工造林が始まるさらに)昔は吉野には杉、桧が少なかったからすべて松を使って、組柴といった特殊な造作を施し、あたかも柴垣のように造った。

源義経が訪れた時には、この橋の造り方の優れた趣は景勝を引き立てるものであると賞賛し、千年後まで残して欲しいと言ったと伝えられている。

近年まで柴橋は維持されていたが、明治10年に杉、桧の大径木を使い、洪水対策を施した方法で木橋を架けて人や車の通行を便利にした。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎


参照:「吉野林業全書」

 

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源義経の名前も挙がっていましたが、縄文・弥生時代の遺跡もあったり、万葉集でも数多く歌われたような奈良吉野のホットスポットです。

ただ、まだごく最近でも夏になると水の事故のニュースが聞こえてきます・・・。本当に危険なので、飛び込みなどは絶対やめましょう。


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