超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2021.3.13

■「吉野林業全書」に学ぶ (98) 
大滝の筏流し①

吉野郡川上村の大滝は、吉野川流域では急激で難所と言われている。

この両岸は岩石が重畳し、水勢は極めて強く激流で昔から名所で知られている。寛文年間(1661年~)に一面の岩石を切り割って、ここに水路を開いたのである。

さて、この大滝にて筏を下すには、右の綱を長さ十間(約18m)の滝綱、左の綱を長さ三間(約5.5m)の中スジという綱を筏の鼻左右につける。

滝の落ち口にある岩石に突き当たらないように中スジを曳き、滝尻の大岩に突き当たらないように滝綱を曳いて筏を下す。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎


参照:「吉野林業全書」

 

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現在でもこの「大滝割滝」は昔の姿を残していますが、すぐそばに大滝ダムが建設され、解説にあるような激流の名所というのはもはや想像できません。

国道169号線が大滝の流れに沿って通されていて、ぐんと90度曲がったカーブで大滝急カーブのイメージのほうが強いです。


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