超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.08.15

■「吉野林業全書」に学ぶ㉙ 
杉・桧植付け場所の地明けの方法(1)

杉・桧を植え付けるにあたって、山を掃除することを「地明け」という。

前年の冬から、植付け予定地の雑草を刈って、灌木などの雑物と共に取り除いておく。

ただし、その雑草や雑物の焼き払いは、植え付ける苗木の生育を阻害する為、十分に注意しなければならない。どうしても焼いてしまわなければならない場合は、雑物を何か所かに、しっかりと積み重ねて、雨が降って風がない時に行い、火災には十分注意すること。

また、なるべく早い時期に作業を行い、焼いた後を数回の雨雪にさらす必要がある。

大径木の雑木山を伐り拓くのであれば、切株からの発芽がなく、伐倒した雑木が腐りやすい、梅雨時期に行うのが良い。

地方によっては、雑木の大木は根を切らずに、枝と梢を切り払い、幹はそのままに根の皮を剥いで枯らしたりもする。

雑木にフジツタが多くからんでいるときは、前年の梅雨に根を切っておけば、それが腐って伐倒が容易になり、大変手間が省ける。

雑木山での雑草や雑物の取り除き方や、焼き払い方は前述と同様に行うこと。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「吉野林業全書」

 

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「地明け」とはあまり聞き慣れない言葉で、「地拵え(じごしらえ)」ですね。

呼び方どうこうよりも、梅雨時期に、作業性の悪い傾斜地で、ヤマビルが、ハチが、マムシが・・・想像を絶する過酷さです。


「吉野林業」に限らずですが、物事を相手に「伝える」ということは、正確に、多面的に、責任を持って行わなければなりません。

「吉野林業」について、読んで、聞いて、触れてを深めるにつれて、今のところ、知識に大きな「嘘」はなかったのですが、「伝え方」が変わってきたとはっきり感じます。

「中身のないイメージ」は不正確で、一方的で、無責任です。様々な場面で、そこを強く意識しています。


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