超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.5.23

■「吉野林業全書」に学ぶ (6) 
杉・桧の良・否 ①

杉は年数に関係なく、水分が充満している下り枝の木は渋が強くて、いわゆる黒木である。

逆に、枝が上を向いた指し枝の杉は、色美しく材質も良い。

間伐しすぎた疎林では、杉に葉枝 (ヨムキ枝) が出る。しかしこの材質は悪くない。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「吉野林業全書」

 

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吉野杉をPRするにあたって、目合いも良く、色合いも良く、最高に美しい材です!というようなベタ褒めに陥りがちですが、自然の樹木でありますのでいろんな個性があります。

杉の黒木でもラフ感があって良いといった需要があるように、いろんな個性をいま現在の需要に合致する製品に変えることも重要です。

また、先人たちが良いものを残すために、間伐の選木を続けてきてくれたことで、ベタ褒めしたい良材があるということに感謝しなければなりません。


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