超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
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2020.5.23

■「吉野林業全書」に学ぶ (7) 
杉・桧の良・否 ②

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

杉の「右ネジ木」は柾目が通っているので、割るのが容易である。

杉の「左ネジ木」は柾目が通っていないので、割りものにできない。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「吉野林業全書」

 

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杉でネジれた木をあまり目にすることもなく、ネジれる木といえば松や桜のようなイメージです。ネジれる理由も遺伝的なものと考えられていて、ネジれる向きは地形や周辺環境・風の当たり方など様々なようですね。

ともかく、「ん・・・これは・・・?」と、よくわからなかったので少し話を伺ってまいりました。

「桧は結構ネジれとるで!」ということは聞けましたが、製材機も進化しているのでしょう、「割りものにできない」という感覚は、あまりないようでした。ただ、突板にする場合は、ネジれ方によってまったく良い表情が出せないものもあるそうです。

写真は、実際に見かけた桧の「右ネジ木」です。良い柾板がとれるでしょうか。


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