超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.5.17

■「吉野林業全書」に学ぶ (5) 
杉・桧の伐期

杉・桧は約100年で一伐期とする。杉・桧が用材として最も適当なのは80年生から100年生までで、80年生以下は需要が少なく値が安い。

また、今までの間伐によって残っている木も少ない中で、100年生以上の木は広い土地を占める割に成長も良くなく利益が薄いということになる。

これが100年を一伐期とする理由である。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

参照:「吉野林業全書」

 

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さらっと「100年である!」と示されますが、最低でも親子2代に渡る途方もない時間です。ただ、それだけの時間を掛けても、お金に変えることのできる確たる用途も存在していました。

生活様式、建築様式もがらっと変わり当時の用途もなくなってしまったのだから、もうそういう林業もやめてしまって現代社会に沿った形に変えていけばよいのでは?

さすがにそんな声は聞こえてはきませんが、吉野林業という文化とそこから生まれる最高の素材を守る道しか選択肢はありません。


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