超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2022.2.20

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (26) 
吉野地方の優良材産地の特徴④

-川上村の様子と林業の特徴-

川上村の林業経営の特徴として私有林の所有構造が上げられる。村内外の所有比率を見ると、所有者数では村外所有者が31.8%に対して、村内所有者は68.2%である。しかし、所有面積においては村外所有が88.2%に対し、村内所有面積は11.8%.と、全体の約90%近くが村外所有者によって占められている。

しかも村外所有山林の場合は、大規模経営による所有面積が圧倒的に多く全体の45%もの割合となるが、そういった村外所有者の大面積に及ぶ山林経営は、山守制度という独特の管理制度によって支えられている。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

※各種記載データは本書発刊の昭和57年頃のものとなります。

 

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全国的に見ても所有形態や管理制度は非常に珍しいものだと思いますが、吉野林業の長い歴史やこれからの未来においても、山主さんと山守さんのとても大切な関係です。

山主さんと山守さん、どちらともお話させて頂いていつも思うことは、吉野林業に対して本当に熱い思いをお持ちだということです。

その崇高な思いにお応えするということは、中途半端では立ち行かないことで、私利私欲に走ることは許されません。販売事業にも携わる中でモヤっとする発信にならないよう、川上村産材へのこだわりを守り続けていきたいと思います。


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