超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2021.7.4

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (5) 
吉野林業地帯の概況⑤

森林資源量の目安となる「森林蓄積 (森林を構成する樹木の幹の体積)」は吉野川流域が約13,500㎥で最も大きく、十津川流域で約12,800㎥、北山川流域で約4,500㎥となっている。

また人工林1㌶あたりの平均蓄積量を見ると吉野川流域で221㎥、十津川流域で148㎥、北山川流域で131㎥となっており、奈良県平均蓄積量が132㎥、全国平均蓄積量が71㎥であるから、吉野川流域の1㌶あたりの森林蓄積は抜群に高く育成林業が進んでいることが良く分かる。(昭和52年度 奈良県林業統計より)

川上村の吉野林業と土倉庄三郎


参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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森林蓄積についても平成30年度版を比較してみますと、吉野川流域が約28,000㎥、北山・十津川流域が約35,000㎥と人工林の蓄積が大きく増加しています。

昭和の終わり頃と言えば、吉野林業も最大の盛り上がりを見せた時代です。未来を信じて造林も活発に進められた当然の結果ですが、出口(販売先)や林業従事者人口がここまで縮小してしまった現在では、この蓄積資源の保全も大きな課題です。


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