超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
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2020.07.15

■「吉野林業全書」に学ぶ⑱ 杉・桧種子の精選

さて「種子」は水洗いしなければならない。

その方法について、まずは、三斗(54リットル)入る桶に七分目、すなわち二斗一升(37.8リットル)の水を入れ、一斗(18リットル)の「種子」を一昼夜漬けておく。

翌日、浮き上がってきた「種子」は、水と共に流し去り、沈んでいる「種子」だけを籠に移し取る。その水気が少なくなった時にむしろ(ござ)に移し、天日に当てて完全に乾燥させる。

乾燥させた「種子」は、篩(ふるい)に2回かけて、大きすぎるものや、小さすぎるものを取り除き、大きさの揃った中位のものだけを精選しなければならない。

その理由は、大粒すぎる「種子」は成長が早すぎて、小さすぎるものは遅すぎる。苗木が生え揃わないということは、他の苗の成長を妨害することになるから、一様に揃った苗に成長させなければならないのである。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
※原文の種子の「量」は尺貫法で表現されています。
一勺(18㎖) < 一合(180㎖) < 一升(1.8ℓ) < 一斗(18ℓ)

※下記表にまとめた原文の種子の「重さ」は尺貫法の「匁(もんめ)」で表現されていますが、一匁=3.75gから換算してg標記としました。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「吉野林業全書」

 

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種子が水に浮くか浮かないか、水に一晩つけておくといったことは、発芽率には関係なく、昔の人の迷信だとも言われるのですが、はてさて、昔の人の説明だから迷信なのか、それとも、最後のほうに記述がある、揃った苗に成長させるためなのか。

 

おそらく後者だとしておきます。


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