超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.4.30

■「川上村史 通史編」に学ぶ (28) 
土倉庄三郎と原六郎

坂本龍馬とも友人で幕末・明治維新の志士でもあり、 渋沢栄一、安田善次郎、大倉喜八郎、古河市兵衛とともに5人男と呼ばれた実業家でもあった原六郎に土倉庄三郎の長女 富子が嫁いでいます。

庄三郎が新島襄や広岡浅子とともに、日本で初めての女子大学校設立に尽力していた頃も、日本女子大学・初代校長 成瀬仁蔵と富子は原六郎夫人として面談を重ねていたようです。父 庄三郎に大きく影響を与えていたことは間違いありません。

明治30年代に原夫妻の郷里であった但馬地方に訪れた際に、全山雑木と雑草だけであった所を原の依頼で明治40年から本格的に植林しています。ここは土質に優れ、年を経て見事な美林となりました。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「川上村史 通史編」歴史編第十二章 土倉庄三郎抄伝

画像:阪本基義氏提供 (中央:原富子)

 

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静岡県天竜川流域、群馬県伊香保、滋賀県西浅井町、そして兵庫県但馬地方など、全国各地で庄三郎の造林精神が立派に生きています。龍次郎の手による台湾も忘れてはいけません。

林業全体が苦境にあって、こういった山々の施業に携わり守り続けてくれている皆様には感謝しかありません。「山にお金を戻す」といった、シンプルかつ明確な使命を果たしてまいります。


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