超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2022.4.3

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (36) 
吉野林業と優良材の形成⑨

山守制度の機能は、村外不在地主所有山林の経営管理の委託を受け、預かり山の植林、撫育、収穫等一切の管理を行う。それに対する報酬(山主料)は、間伐・主伐の立木販売額より支払われる。

さらに地主から立木の優先買付けが認められており、素材生産取引に伴う利益を享受することになるが、労費より素材取引の収入が大きいと言われている。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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つまりは商品価値が対価に直結する仕組みになっているので、品質の高い吉野材生産が必然となってくるとも言えます。山守制度が吉野林業の発展に関連する理由となるところです。

そうなると材価が大幅に下落した現在では、その仕組みも成立しないことになるはずですが、大変な苦境にあっても山は守りたいという人々の強い気持ちに支えられているのです。

現況を打破し、吉野林業再生を目指す取り組みを、引き続き着実に進めてまいります。


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