超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2021.2.24

■「吉野林業全書」に学ぶ (93) 
支流での筏流しの方法②

こうして鉄砲堰から筏を流すには、横木を取り(または板を引き抜き)、溜水の勢いで筏を流すのである。

これに要する作業員は材木釣り持ち出しで示したものと同一である。急流においてはハネタマコといって、筏それぞれの固定に注意すること。

この鉄砲堰は、宝暦年間(1758年~)に初めて四郷村大字麦谷の池田五郎兵衛という人が発明し、その子金平、孫善次郎に伝え、今日まで池田家子々孫々に受け継がれている。

これが川上村入之波に導入され、それ以降各地の支流に採用された。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎


参照:「吉野林業全書」

 

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四郷村は現在の東吉野村の一部に当たる場所です。代々受け継がれた鉄砲堰の技術とは面白い話です。

鉄砲堰で調べると埼玉県の中津川でも製作技術の資料がありますが、この「吉野林業全書」に描かれているものとはビジュアル的には全く別物です。考え方は同じですが、江戸時代の話なので、地方によって色んな作り方があったのですね。


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