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    「川上村史 通史編」林業経済編第一章より⑤

    吉野杉赤柾フリッチ

    写真は、川上村産吉野杉の赤柾フリッチです。

     

    こういった材に出会うと、上品な優雅さに、いつも言葉を失って見入ってしまいます。

    この材をつくる、川上村の急峻な地形、雨の多い気候、そして地力、といったような自然の力とともに、『密植』『多間伐』『長伐期』といった吉野式林業の人のなす力があります。

     

    はたして、200年~300年後の美しい材を、人が作り出すために吉野式林業はじまったのか、というところも気になって『密植』の起源について、色々調べてみますが、『川上村史 通史編』においても、

     

    ●人工造林が本格化した18世紀以降、当時の人工造林は、面積でなく植栽本数が基準となっており、費用削減のために密植を選択した。

    ●幼齢林の段階で立木を商品化するために植えることが目的となっていた。

     

    となっています。

     

    やはり起源は、『銘木』を創り出すためではないですね。

     

    ただ、18世紀後半からはじまった樽丸生産需要で、大径木需要が一気に拡大し、酒をもらさずに運ぶために、年輪の整一性を保つ必要があることから、伐期の延長や、間伐が具体的な目的となっていったという流れがあります。

     

    参照:「川上村史 通史編」林業経済編第一章

     

    100年、200年、300年先にできあがるものを、狙ってつくるなど途方もないことなのですが、樽丸需要~銘木需要を目指して、『撫育』と言われるまでの、とんでもなく人の手の掛かる育林方法が、ずっと守られてきました。

     

    もちろんこれからも、守り続けなければなりません。


     

    2020.1.2

    「川上村史 通史編」林業経済編第一章より④

    奈良県川上村で、人工造林が始まってから約100年後の近世初期に、吉野林業のさらなる発展に大きな影響を与えたことがあります。

     

    桧の大柱を主体として、格式ばって豪壮な書院造から、節があって丸みのある杉の小径材等を活用して、そこに風雅や面白味を見出し数寄屋造への建築様式の転換です。

     

    当時の需要拡大による、天然林資源の全国的な枯渇という背景の中で、千利休という強力なカリスマが先駆けとなって、現代の和風建築の源流を作り出したわけですね。

     

    数寄屋造の頂点と言われるのが、桂離宮 (元和初年1615年頃建立)で、『吉野林業全書』でも「慶長年間 (1596年~1615年) 畏くも後水尾天皇御宇京都桂離宮御造営の際多くの吉野杉檜材を用ひられしと聞伝ふ」とあります。

    杮葺き

    吉野林業地帯の、中世末からの先駆的な造林の成果が現れています。

     

    『密植』『多間伐』『長伐期』といった吉野林業の全面的な展開はもう少し先の話です。

     

    参照:「川上村史 通史編」林業経済編第一章

     

    資源状況の変化や、デザイン・建築様式の変化・・・またその波に乗れた吉野林業ですが、現在、未来においてもチャンスは必ず潜んでいるはず。


    しかしながら、そこに携わることのできる、「ヒト」のちからが、とても重要なことです。


     

    2020.1.1

    あけましておめでとうございます。

    新年あけましておめでとうございます。
    本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

     

    2020年は、

     

    「暮らしに吉野杉を (木製雑貨) 」
    「住まいに吉野杉を (住宅建材) 」
    「オフィスに吉野杉を (内装建材) 」

     

    の3テーマに

     

    「吉野カネ利 (こけら板製造) 」

     

    が加わり、さらなる川上村産吉野材の普及拡大を目指します。

     

    環境問題が大きく注目される中で、世界的な木造化・木質化の潮流が沸き起こっています。


    いよいよオリンピックイヤーを迎える日本でも、国立競技場をはじめとした、様々な関連施設でも積極的な木質化が進められました。

     

    2010年の「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律」の施行以降、木を使うための規制緩和も進んでいます。


    絶対的な追い風の中で、吉野杉・吉野桧をしっかり波に乗せるには、何が必要なのか、どう動けばよいのか。
    ただただ流行に便乗するわけでなく、吉野材らしさを大切に、チャレンジを続けてまいります。

     

    川上村と吉野林業、そして、皆様にとりまして、最高の1年でありますように!

    謹賀新年


     

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