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伝統産業継承
「吉野カネ利」杮板事業

日本の伝統技術である
杮板(こけらいた)づくりが
川上村の中で新たな事業
としてスタートしました。

国の重要文化財建築の屋根に数多く見られる「杮葺(こけらぶき)」。そこに使用される杮板が、樹齢100年を超える良質な吉野杉を主な材料として川上村で製作されています。吉野かわかみ社中では、この伝統技術を継承しながら林業再生につなげる古くて新しい事業を応援しています。

「杮葺(こけらぶき)」とは

杮葺(こけらぶき)は、屋根葺手法の一つで、植物性資材の板葺きの究極の形として、材料一枚一枚が薄くて小さいのが特徴です。そのために、他の板葺きのように切妻造だけではなく、寄棟造や入母屋造といった曲線の多い、より複雑な屋根にも適しています。

杮葺の材料である杮板は、杉や椹(さわら)などの赤身材を包丁で割って作られます。木の目に従って割り木材の繊維を切断しないため水の浸透が抑えられ、また寸法が一定でなく適度な反りがあることから屋根を葺いた際には一枚一枚の間に空気の層ができます。これにより挽材のように毛細管現象で雨水を吸い上げることもなく、雨が速やかに流れ落ちて早く乾燥します。

杮葺の起源は飛鳥時代(7世紀中頃)まで遡るといわれますが、先述のように様々な屋根形状に適し上品な美しさを醸し出せることから社寺の宗教建築に広く用いられ、さらに平安時代の数寄屋造、書院造といった貴族文化の中で成熟していきました。その代表格が桂離宮の古書院や中書院などの建築です。その他にも金閣寺の舎利殿や数々の重要文化財に使用されています。

ちなみに、「杮(こけら)」という字は「柿(かき)」と非常に似ていますが、つくりが「亠」に「巾」ではなく、上から下に一本引き通します。語源は木片、木屑です。「杮葺」の呼称は1197年に奈良県で編纂された「多武峰(とうのみね)略記」に初めて登場します。

簡素美を極める桂離宮の建物にも杮葺が使われています

伝統の「杮板づくり」をNEXT500の
新たな事業に

杮板に使用される材料は高く真っ直ぐに伸び、適度に脂分を含んだ良質な木であり、節がなく割りやすいことが求められます。この条件にまさに応えられる木材が「吉野杉」です。手作業による板への加工のしやすさは、樽丸の材料として重宝された歴史が実証済みです。
一方で国の重要文化財に指定されている建物の一部は杮葺が施されており、これらを支える技術は国の選定保存技術に選定され、その保護が図られています。
杮板の材料としてふさわしい吉野杉を用い、伝統技術の継承に貢献しながら川上村として木材利用の新たな可能性を創造する、そんな持続可能な社会の実現に向けたNEXT500のプロジェクトが立ち上がりました。

杮板ができるまで

川上村産吉野杉など良質な天然木を用いて
職人技により生まれる杮板。
その手仕事の工程を動画で詳しくご紹介します。

杮板製作工程ページページはこちら

川上村の杮板職人
インタビュー

納材事例

北村美術館・四君子苑 (京都市 上京区)

「北村美術館・四君子苑」の茶室の屋根に吉野カネ利の杮板が施工されました。茶室の風情に、幾重にも重なる薄板の表情が溶け込み、京都らしい繊細な美しさを放っています。...

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京都吉兆 嵐山本店 (京都市 右京区)

「名勝嵐山 渡月橋」の近くに佇む、世界にその名を知られる一流料亭「京都吉兆 嵐山本店」の外塀改修に、吉野カネ利が生産した杮板が用いられました。...

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杮葺用材一式(土居葺、杮板等)見積承ります。
使用用途、寸法、量、納期等をご検討の上、お気軽にお問い合わせください。

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