超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
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2023.3.8

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (73) 
伐 木

―江戸時代における育林技術-

 

伐木の季節について「吉野郡にては春彼岸より十日立て十日が間を至極の伐時とす。夫(それ)より十日ほどは中とす。又六月土用中ほどより、八月彼岸までは伐る事あり。」と述べ「春伐」を好季節としているが、いわゆる伐期については特に記述はない。

しかし、「一丈(約3.03m)柱二丈を二十年目に伐出せば吉野の山にて一本銀三分ぐらい売値段なり」とあり、以下30~90年生までの見積が記されており、利用に応じて伐期を決めていたようである。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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利用に応じた伐期とありますが、江戸時代も吉野地方では100年生以上を生産する長伐期であったようです。(若齢級にも様々な需要があったという記述のようですが。)


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