超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2022.1.2

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (19) 
吉野林業の発展と林業制度②

-借地林制度-

借地林制度の発生によって、吉野山地における林業生産は、村外の商業資本によって支配されることになった。

一方で、これらの資本導入に伴って木材販路の拡張、造林施業の改善、木材同業組合による川路浚渫による造林可能区域の拡大等々、結果として吉野林業を発展させる糸口となったのである。

元禄年間に始まったこの制度は、明治末期まで存続したが、借地権者である地主、商業資本が次第に資力をつけて土地所有権を購入移転するようになり、だんだんと収束に至った。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎

 

参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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借地林制度と山守制度は、吉野林業発展に対し多くの影響を及ぼしたことから、多くの関心を集め、林学のみならず、社会科学分野でも研究対象にされてきたようです。

著者の岩水先生は、そういった理由から「詳しいところは先学の文献に譲り、ここではごく簡単に触れるに留める。」とされていて、数多くの文献をお示し頂いています。

新年にまた目標を頂いたようです。(2022年1月2日)


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