超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2021.8.14

■「吉野林業と優良材」に学ぶ (8) 
吉野林業地帯の概況⑧

「借地林制度」においては、村外の借地権者や地主たちは直接山林の管理ができないので、山林所在地の有力者に山林の管理を委託して林業経営を営む「山守制度」という形態がとられるようになった。

江戸中期に起った外部資本の導入により、川上村においては村外所有者が全体の32%、その所有面積が全体の88.2%にのぼる圧倒的な林分が村外に流出することになる。

しかし、こういった資本と経営の分離拡大によって、吉野林業は発展を遂げるに至るのである。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎


参照:「吉野林業と優良材 (岩水豊 著)」

 

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発展拡大のきっかけとなった制度の起りですが、当時は需要も増大を続けています。成果や利益に確実性があるので、ヒトモノカネも自然に集まります。

そうすると真逆の現状ではもうあきらめるしかないのか、何もしないほうが良いのか、ということになるのかもしれませんが、山づくりを止めれば吉野林業は終了し、市場にチャレンジしなければ需要は生まれません。


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