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吉野かわかみ社中の活動を中心に
旬の情報をレポートします。

2021.5.24

川上村産吉野杉の新たなエコプロジェクト、進んでいます! #3

「すぎ糸」シリーズの開発が順調に進んでいます。
 
森林整備による未利用材は、主に木質バイオマスとして燃やしてエネルギー転換されますが、未利用材とは言え、長い長い時間を掛けて、「撫育」とまで言われるほど多くの人々が大切に育てた吉野杉を、少しでも暮らしに役立つ「カタチ」に残せないだろうか。
 
そんな思いを製品にすることができました。
 
川上村産吉野杉の未利用材をチップに加工し、巨大な釜で繊維を蒸解させます。そこから抽出された繊維素であるセルロースからパルプを作り、均一に引き延ばせば和紙の原紙となります。
 
和紙の原紙をまた細かく裁断し、スパイラル状に巻き取り撚糸(より合わせる)すれば「すぎ糸」の完成です。
 
『すぎ糸エコクロス』
すぎ糸エコクロス
完成した「すぎ糸」は縦糸、横糸の組み合わせによって様々な特徴の「布」を作ることができますが、このプロジェクトの最終目的は、メイン事業である内装建材販売の一助となるような、エコクロス(布製壁紙)のカタチに変えることです。
 
吉野杉を原料とした「布」の壁紙は、調湿性に優れ、自然素材のやさしさが空間に広がります。
 
現在、販売用カタログの整備を行っており、オープン予定の「吉野かわかみデザインオフィス(大阪市北区天満)」にも採用しております。販売開始までもうしばらくお待ちください。
 

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