超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2021.6.19

■「吉野林業全書」に学ぶ (124) 
吉野林業全書のあとがき

自分の知識は本当なのか確かめたい。一念発起して随分時間が経ちましたが、ようやく一区切り「吉野林業全書」のあとがきまでたどり着きました。

奈良県吉野地方の川上村、東吉野村、黒滝村を中心とした限られたエリアで繰り広げられてきた吉野林業は、500年を経過しても色褪せることはなく、携わってきた人々の魂そのものでありました。

「もう終わり」「過去にしがみついても仕方ない」そんな言葉が多く飛び交う、とてつもなく厳しい状況の現在ですが、負けることは許されず、必ず守り続けなければならない使命が課せられているはずです。

ただ、そこには多くの人々の力が必要で、全員が「真の吉野林業」を知っていることが必要です。一員に加わって最大限の力を発揮するためにも、まだまだ知識はいくらあっても良さそうです。

最近は少し前に聞いた、川上村長の言葉が頭を離れません。

「吉野林業は500年も続いてきた。その長い間には良い時も、つらい時もいっぱいあったはず。吉野かわかみ社中は設立して5年ほどで、次の500年を考えるなら、まだほんのわずかな時間が経過しただけ。日々全力を尽くして欲しい。」

本当にその通りです。雄大な吉野の森の時間では、例えば今日植えた苗木が製品になるには100年以上も掛かり、私もまず生きてはいません。

見ることのできない「吉野林業再生」かもしれませんが、良い未来を信じて、全力の日々を積み重ねていきたいと思います。

気づけば、何だか違う「あとがき」のようになってしまいましたが・・・・まだまだ学びが足りませんので、つづく。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎


参照:「吉野林業全書」


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