超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2021.6.5

■「吉野林業全書」に学ぶ (120) 
大阪港木材市場について①

大阪港市場は、立売堀(いたちぼり)と西長堀の二ヶ所である。

この立売堀は東から西に流れ木津川に接する。また、西長堀は立売堀の三丁(約330m)南にあり、同じく東から西に流れ木津川に接する。

立売堀は天正十二年(1584年)に豊臣秀吉公が摂津石山に大阪城を築いた時、吉野材木業者の主だった者が共同して吉野材を大阪に廻送し、同所にて立売りを始め、大いに販路を拡大してから立売堀の名を付けたということである。

川上村の吉野林業と土倉庄三郎


参照:「吉野林業全書」

 

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立売堀(いたちぼり)の名前の由来は色々と逸話を聞くことがあります。大阪冬の陣・夏の陣で伊達政宗が陣を構えていた場所で、そこを掘り足して川にしたことから「伊達堀」、それを音読みすれば「いたちぼり」・・・。イタチ(動物)がいたから「いたちぼり」、何だか面白いような、強引なような。

結局、解説のような材木の立売説が一番しっくりくるのですが、大阪の住所の由来に吉野材が関係するというのは感慨深いものです。


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