超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.08.15

■「吉野林業全書」に学ぶ㉔ 
杉床苗の抜き取りと仕分け

1年間成長させた「杉」苗は移植を行う。そのことを「苗付け」とも「苗伏せ」とも呼ぶ。

移植の時期は3月初旬から4月上旬までに行う。

まず、「杉」の苗木を全て掘り起こし、15㎝以上のものは「大苗」とし、それ以下を「小苗」とし、余りに小さいものは捨てる。

「大苗」と「小苗」に仕分けたものを100本ずつ束にして、長すぎる「根」は切り捨てた上で、「たらい」のような広い口の桶で根を水に浸けた後、畑に移植する。

「桧」苗は、「杉」苗より一年多く、床苗で養生を行うのであるが、除草と管理は前年と同様に行わなければならない。ただ「覆い」は一年限りでよく、施肥に関しては苗床の伸長に応じて適当に行えばよい。

「吉野林業全書」では時期は「二十四節気」で表現されます。

【啓蟄】:3月初旬(3月5日頃)
【清明】:4月初旬(4月4日頃)
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「吉野林業全書」

 

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搬出費用の関係で相場に合わず、捨て伐りとされてしまっている「吉野杉」「吉野桧」たちも、生まれてから「吉野の森」に辿りつくまで、選考レースに勝ち抜いた選ばれし苗木です。

100年生、200年生に育つまでの撫育も考えると・・・。

そんな綺麗事を言ってられない、過酷な現実がありますね。


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