超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.07.15

■「吉野林業全書」に学ぶ⑯ 杉・桧種子の乾燥の仕方

母樹から切り取った枝葉を、運搬や乾燥をしやすくするために、種房から二尺(約60センチ)に切り揃え、「鱗求(イガ)=球果(実)」だけ残して、葉を取り去る。

そして、種房のある穂先と切り口を交互にして束ねて、天秤で担ぐか、背負って家に持ち帰る。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
持ち帰ったものを、「杉」と「桧」に分類して、雨露を避けて、日当たりの良い場所に「むしろ(藁やイグサなどの草で編んだ簡素な敷物~ござ)」を敷いて、適当に積み重ねる。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
積み重ねた両側には、二本ずつ杭を立てて、積んだ山が崩れないようにする。

20~25日後、鱗求(イガ)の口が開いて、種子の落ちかけた時が、採取の良い時期である。

参照:「吉野林業全書」

 

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川上村の吉野林業と土倉庄三郎
写真の「背負子」は、奈良県川上村「森と水の源流館」に展示されているものですが、「おいねこ」とか「おいこ」と呼んでいたそうです。

川上村の現在の人口は、780世帯 1345人(2020年5月31日現在)です。

最も多かったのは明治40年頃から昭和40年頃までで、約8000人の人が暮らしていました。(ピークは昭和10年の8444人)

この現状では到底、子供たちが並んで、「おいねこ」や「天秤」で運搬を手伝う光景を、見ることはできないのでしょうが、「吉野林業全書」に記されているような、丁寧な仕事には、やはり人が足りません。

「田舎で憧れのスローライフ」「田舎で自分探し」が「林業がしたい!」に変えれた時が「吉野林業再生」のひとつです。


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