超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.4.25

■「川上村史 通史編」に学ぶ (25) 
土倉庄三郎と金原明善

金原明善は郷里の天竜川の治水事業に取り組んでいましたが、治水の元は山林にあることに気付き、全国的に名声を得ていた土倉庄三郎に急接近します。天竜川上流の山林に対し、実践経営の指導者として庄三郎を招聘し、金原もまた川上村大滝を訪れました。

治水事業は政府の引き継ぐところとなるのですが、金原は、

「金は値打ちのない場所(町)で儲けて、値打ちのある所(田舎)で遣え」

という金の活用法を実践し、牧畜、養蚕、植林の他、社会事業に尽力しました。そして、手掛けた植林は後に「天竜杉」となり浜松市天竜区の林業発展のきっかけとなっています。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「川上村史 通史編」歴史編第十二章 土倉庄三郎抄伝

画像:国立国会図書館デジタルコレクション 電子展示会「近代日本人の肖像」 (金原明善)

 

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西の土倉庄三郎、東の金原明善といった呼び方もあるのでしょうか。彼らの造林技術や山づくりに対する熱い想い、そして、長い長い年月を掛けて、山をつくってきた多くの人々によって美しい森が生まれました。

必ず、守り、受け継いでいかなければなりません。


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