超現代語訳

川上村の吉野林業を学ぶ

これからの時代に活かせることを、
川上村と吉野林業の歴史に学びます。

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2020.08.15

■「吉野林業全書」に学ぶ㉚ 
杉・桧植付け場所の地明けの方法(2)

杉・桧の植付け予定地について、焼畑として、2~3年または、4~5年に渡って雑穀類を耕作した場所では、良材をつくることはできないので植え付けるべきではない。

焼畑に植え付けた樹木は、植え込み後の7~8年間は成長が早く、10年目頃から急に勢力が減退し、生育が大きく遅れるものがある。

林業家たるや、数十年、数百年の年月を積み重ね、大径木の良材を得ようというのであれば、「焼畑造林」は絶対に行ってはならないのである。

また、杉・桧の植付けに先立って、所有地の四方の境界を明確にし、隣地に入り込まないように注意すること。

植付けの際に、明確にした境界の中心から少なくとも一間のの幅を開けておけば、将来に境界で揉めることもないし、木材運搬にも便利である。
川上村の吉野林業と土倉庄三郎
参照:「吉野林業全書」

 

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「焼畑造林」について一切禁止を解説していますが、実は吉野林業は「焼畑造林」から始まっています。

「川上村史 通史編」に学ぶ⑦「焼畑造林からはじまった吉野林業」はコチラ
https://yoshinoringyo.jp/blog/12849/

当時は、20年生木材でも商品化が可能だったため、焼畑跡地休閑期間の積極的利用策として、短伐期林業を行っていましたが、「吉野林業全書」が書かれた頃には、樽丸生産需要をはじめとした、大径木生産が中心となっていたので、こういった解説になるわけですね。

境界明示についても触れられていますが、まさか所有者不明となって問題となるとは、当時は思ってもいなかったことでしょう・・・。


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